人力車で浅草を巡る
下町の風情を肌で感じながら…
浅草は見どころ、楽しみどころがたくさん。限られた時間で満喫したいなら、浅草名物・人力車を利用するといい。脚力自慢の車夫が、軽快に車を引き、おもてなしのこもった街案内をする。下町の賑わいと風情を肌で感じながら行けば、いつもの浅草とはひと味違った発見もある。浅草初心者の方はもちろん、浅草通の方も一度は体験してみては!
広〜い浅草を巡るのにも人力車は便利
浅草というと、浅草寺を中心に賑わうエリアを真っ先に思い浮かべると思いますが、本当の浅草はとっても広いんです(右図)。あまり馴染みのないエリアにも、見過ごしてしまいそうなスポットにも、実は豊かな歴史が刻まれています。広い浅草を知れば浅草がますます楽しくなります。
浅草は「江戸東京学事典」によると、次のようなエリアになります。
「台東区東側約半分の地域に対する総称地名で、隅田川西岸一帯を浅草とよんだ。範囲は東が隅田川、南が神田川、北が思川別名駒洗川で囲まれる地域。」
浅草は「江戸東京学事典」によると、次のようなエリアになります。
「台東区東側約半分の地域に対する総称地名で、隅田川西岸一帯を浅草とよんだ。範囲は東が隅田川、南が神田川、北が思川別名駒洗川で囲まれる地域。」
虎姫一座のしゅくとともこが人力車に乗ってみました。
昭和歌謡を歌って踊るレビューが人気の虎姫一座のしゅくさんとともこさんに人力車で浅草巡りを体験してもらいました。「浅草で仕事をしてても人力車は初めて」という二人、すっかり人力車を気に入ったようです。
人力車Q&A
どこで乗るの?
雷門そばに国内でも珍しい「人力車レーン」が設けられています。これは、乗車の安全と利便性を考えて浅草商連が設置したものです。また、自前の乗り場を持っている人力車会社もあります。
何名まで乗れる?
通常、2名乗りです。1名または2名で乗車できます。
乗ってどこへ行くの?
「浅草は初めてでよくわからない」という人は、車夫に相談してみましょう。車夫は観光コースをいくつか用意していますので、希望や予算に合わせたコースをおすすめしてくれます
料金はどうなっているの?
料金は、時間で計算されます。10分数千円からが一般的です。行きたい場所やコースが決まれば所要時間がわかりますので、料金が決まります。
どこまで行ける?
稼働時間内であれば、基本的にどこまでも可能です。浅草エリアを出ることも可能で、新宿まで行ったお客さんもあるそうです。ただし、時間がかかる分、料金が加算されます。
車夫はどんな人たち?
浅草には、人力車を運営する会社が複数あり、車夫はそのどれかに属しています。正社員からアルバイトまで雇用形態はさまざまですが、それぞれの会社で研修や教育を行ったうえで、車夫デビューさせています。
初めての乗車体験
1.乗車の交渉
雷門近くの「人力車レーン」で待機している車夫に声をかけ、行き先やコース、予算や所要時間などを相談しながら決めます。もちろん、電話やインターネットを利用して予約を入れることも可能です。
2.乗車
乗車の際には、車夫が踏み台を用意してくれて、安全に乗れるよう手をとってくれます。
膝掛けは、衣類の乱れや紫外線などから守るため。夏は通気性のよいものを、冬は暖かいものを用意しています。
3.出発
4.観光案内
観光スポットでは車を止めて説明をしてくれます。お客さんの性別や年齢性で話題を変えたり、車夫ごとに得意な話がある
5.記念撮影
希望すれば、一緒に記念撮影をしてもらえます。浅草観光と乗車の良い記念に!